ある高2の子の奇跡と軌跡

ある高2の生徒さんのご入塾時、そしてそこから成績を一気に上げたお話をお伝えします。

さくら塾ってこんな感じなんだなと思っていただければと思います。

無料体験授業と三者面談にて

開塾してすぐに一本のお電話をいただいました。

向東や向島に、なかなか高校生向けの塾がなくて・・・。高2のうちの娘、本当に英語が苦手ですがそれでも大丈夫ですか?」とのことでした。

「それでは今までの模擬試験の結果をご持参ください。それを見てどのように勉強するかを考えましょう。」とこちらからお伝えしました。

3日後、無料体験授業と三者面談を行いました。その中で、現在の偏差値が45.2であり、高校入学から伸びていないことがわかりました。また無料体験授業の中で、高校で習う単語がほとんど身に付いておらず、また文法も理解があまりできていないことが分かっていたので、そのことをお母様に伝えました。

生徒さんからは「中学生の時から英語は苦手で、高校に入ってから全くわからなくなってしまいました。学校の先生が言っているSVなどからわからないので、授業中はノートは取っているけど、理解はしていません。」と今までの苦労を思い切って言っていただきました。

「中学生の復習から始めましょう。高校生で中学内容を復習するのは面白くないかもしれないけれど、英語は基礎が大切だから一つずつ知識を定着させましょう。今からだと、かなり英語に勉強時間を割くことになるけれど、覚悟はある?」と尋ねました。

あります。もう勉強するしか選択肢ないので。」と即答していただき、ご入塾となりました。

何から手を付けたのか

初回の授業日に中学生向けの英単語帳を渡しました。およそ2000語収録されているその本を2週間で覚えてきてくださいと指示を出しました。2000語というと多いような気がしますが、実際は “dog” や “student” などといった簡単な単語から始まっていますから、既に知ってる単語を除けばそこまで量は多くありません。中学生で習うべき単語で抜けや漏れがないか確認することがこの勉強の目的でした。

集中的に勉強時間を確保するために、補習という形で毎日通っていただきました。小テスト、小テスト、小テスト・・・本当にこの時期は大変だったと思いますが、よく勉強されていました。

また中学英文法も復習していきました。中1はスムーズにいきましたが、中2の不定詞や中3の現在完了形などといった難しい単元はよく理解できていませんでした。私からはその単元の説明をし、問題を解きながら、詳細をさらに説明していくという流れで勉強していきました。中学3年間で学ぶ文法をおよそ3週間で終わらせ、最終確認テストをして十分理解ができているということがわかったので、高校生の内容に入っていきました。

いよいよ高校英語へ

高校英語はなんといっても文型を理解しないことには始まりません。中学の復習をしているときに品詞を深く理解するように指導していたので、今までわからなかったSVOCを理解してくれました。

時制・態・助動詞・不定詞・・・・一つずつ単元を進めていき、高校で必要とされる文法は一通り終えることができました。もちろんこれは塾だけでなく、ご家庭でも必死に勉強してくれたからです。

また高校生向けの英単語帳も取り組み始めました。およそ2000語ある英単語帳で、中学生向けのものとは違い、知らない単語も多かったようですが、計画を立てて定期的に復習しながら進めていきました。現在大体1500語程度を覚えています。(中学生向けのものと合わせると3500語程度は十分に理解できています。)

暗記は繰り返すことが大切なのだと中学生の復習をしていたときに自分で気づいていたようで、ご家庭でのスキマ時間は英単語帳をずっと見ているとお母様からご連絡いただきました。(朝、髪を整えながら英単語帳を見ていると聞いた時はびっくりしました。しかし本人としては、少しの時間でも勉強に充てたかったのだなと思い、より一層サポートしなければと思いました。)

英文解釈とオリジナルノート

高校文法は終わりました。ではすぐに長文へ進むのかといえば、そうではありません。次に短い英文を今まで学んだ文法や単語を使用して訳す練習を始めました。

主語はどれ、動詞はどれ、名詞節、形容詞句・・・文法以外に知っておくべきことを全て伝え、宿題では塾で取り扱った英文とよく似た英文を訳すよう指示をしました。

この時期が高校英語の中で最も大変だっただろうと思います。大学ノートを一冊買ってきて、自分で間違えそうなポイントや要注意するべき構文(asなど)をしっかりメモされていました。またそのメモを何回も見返したようで、どんどん情報が追加されていき、そのノートはまるでその生徒さんの脳の一部となったようでした。

長文へ

長文はさまざまなテーマから出題されますので、背景知識がわかるような長文のテキストを使用しました。長文は多くの高校生にとって難しいと思われていますが、意外にここはそこまで苦労することなく現在も進んでいます。これには理由があって、今までの「きちんと英単語を覚える」「きちんと文法を理解する」「きちんと英文解釈できる」といった地道な勉強が実を結んだのです。

同時に順接や逆接、例示、列挙、因果関係など論理的に読むための知識を伝えました。その生徒さんの自身用の要点ノートは2冊目をこえ、どんどん理解が進んでいきました。

いよいよ模擬試験へ

燃えるような勢いで勉強をした夏を乗り越え、いよいよ模擬試験となりました。本人は少し心配そうでしたが、それ以上に何か内に秘めた自信もあったように見えました。

そしてしばらくして模擬試験が返却されて結果を見てみると偏差値60.4と大幅に上がっていました!

毎日の勉強、特に苦手な英語を継続的に勉強することはとても大変だったと思います。しかし適切な勉強を適切なタイミングですることで結果はきちんとついてくるということが分かってくれたのではないかと思います。

「なんか、英語が好きになってきたような気がします。今まではただ知っている単語を拾い上げて想像しながら読んでいたけれど、こんなにしっかりとした言語だったんですね。」そう言ってくれた言葉が印象的でした。英語は闇雲に勉強しても成績を上げることは難しいです。少人数指導の英語専門塾であるからこそ、しっかりとその生徒さんに合わせたきめ細かい指導ができたのではないかと思っております。

現在は英作文にトライ

志望大学に英作文があるので、英作文の勉強も始めました。

英語独特の論じ方を学びつつ、実際に英文を書いてもらい、私とアメリカ人女性の2人でダブル添削をしています。

動詞の使い方・時制の一致など丁寧に採点およびコメントを付けています。

志望大学受験まで、そのまま走り切ってほしいと思います!

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