『英文法解説』を十数年ぶりに再読!
今年の正月に『英文法解説』(江川泰一郎 著)を読むぞと決意し、1ヵ月かけて通読完了しました。
この本のタイトルを聞いて「ああ、あれか!」と思える人は相当英語に詳しい人です。
私が実際に読んだものは改訂三版ですが、初版は1953年(昭和28年)と歴史を感じる一冊です。
この本は、私が大学に入りたての頃、「いやしくも英文科の学生ならば、この本は必携だぞ!」と先輩に言われたことでした。大学受験を終えて、これから一息入れようかと思った矢先に、このヘビーな本を読み始めたのです。
半年くらいかけて1周してみても、完全には掴み切れず、次は4カ月かけて読んでいました。大学1年生の大半はこの本を読んでいたことになります。
本書の良い所は、通常の総合英語の文法書では省きがちな「名詞構文」にかなりのページを割いていることです。
もちろん高校でも、英文解釈などの授業で名詞構文を取り扱うことはありますが、ここまで深堀りすることはないのではないでしょうか。
この本が与えた影響が強すぎたため、私がプライベートで英文を書くときは、かなりの頻度で名詞構文を使用しており、アメリカ人からも「洗練されているわね」と言われるくらいには成長しました。
また、参考文献を提示し、英米学者の意見を引用しているところも、本書の信頼感を高める要因になっていると確信しています。
本当に英文法を学びたい人にオススメの一冊です。
しかし!大学受験には向かないと思います。もっとお手軽でカラフルな『Evergreen』や『Earthrise』などで文法学習をしましょう。
(本書はメインストリートの店ではなく、少し道から逸れた老舗だと思っていただいて構いません。お客さんを選びますが、いったんその店に入ったお客さんは必ず満足すること間違いなしです。)

