塾長のふと思うこと3: 関西学院大学の問題は面白い!
先週の高3の授業で使用した関西学院大学の過去問(2018年度 関学独自方式日程)が面白く、生徒さんも解いていて楽しい問題だと言っていたのでご紹介します。
登場人物はAkiraとFionaの二人で、彼らは職場の同僚です。レストランで食事をしているという設定です。
最初はレストランに来ることができてよかったことや食事がおいしいことを話しています。
話が進んでいくうちに、どうやらFionaはタスマニアに帰らなければならないようです。
しかし仕事が多いらしく、新しいプロジェクトも大変な様子・・・
そこでFionaは “ I simply have too much on my plate right now.”と言います。
英語ができる人ならば気付くと思いますが、 “have too much ( a lot ) on my plate”とは「仕事ややるべきことが多くて大変だ。」という意味です。
しかし、Akiraはこの表現を文字通りに解釈し、Fionaの皿にある食べ物を食べようとします。
そこでFionaは少し怒った様子になります。
AkiraはFionaの皿から手に入れたチキンは美味しいねと言いますが、そこでFionaは前述の表現の説明をします。
実はAkiraはこの表現を知っていましたが、ひょうきんにふるまうことで少しでもFionaに仕事が多いことやタスマニアに帰らなければならない問題について思いつめないようにしていました。
さらにこのAkiraはFionaの新しいプロジェクトや仕事を分担して、タスマニアに帰国する時間を確保してあげようとします。
Fionaは先ほどAkiraがチキンを食べたことに怒ったふりをしただけだと伝え、Akiraにさらに食べ物を勧めます。そして最後にAkiraは “We’ll have clean plates”と言います。
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さて最後にAkiraが言った “We’ll have clean plates”は確かに、彼がFionaの食事をもうすぐ食べきってしまって、clean(きれいな)platesになることを表していますが、それ以上にFionaの “have too much on my plate”をcleanにしたという意味があるのではないでしょうか。
生徒さんからは、「Akiraは最初面白いなと思っていたが、Fionaの仕事を引き受けたりして、なかなかカッコいい登場人物だ。」とAkiraの株が一気に上がっていました。また「こんな面白い入試問題が出たら、試験中に笑ってしまうかも。」と面白がっていました。(問題のところどころに空白があり、そこに適切な語句を選択肢から選ぶ問題です。面白がっていますが、さすが関西学院大学なだけあって、問題はそれなりに難しいです。)
このブログをご覧の方も、ぜひ関西学院大学の問題を解いてみてください。まだまだ面白そうな問題はありそうですよ!

